FullKabuのLv市場分析

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7月7日(金)過去1年間のLv市場分析

今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
7月7日(金)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

XLC(通信サービス)やXLK(情報技術)、XLI(資本財)のETFは、過去1年間の価格位置がLv100で最も高い位置にあります。
これはこれらのセクターが一年間で堅調なパフォーマンスを維持してきたことを示しています。
特に通信サービスや情報技術のセクターは、デジタル化が進む現代社会で重要性を増していることから、この強さは予想されていたかもしれません。

一方で、XLU(公益事業)はLv19という低い価格位置となっており、このセクターのパフォーマンスは一年間で比較的低調だったことを示しています。
しかし、4前日比で+1のプラスを記録しており、最近は価格が上昇傾向にあるかもしれません。

また、XLV(ヘルスケア)はLv44で、直近では価格が大きく下落(前日比-7)しています。
しかし、それ以前の数日間では価格上昇が見られており、このセクターの動向を注視する必要があるでしょう。

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。

まず、市場全体の価格位置はLv65で、過去数日間であまり変動していないことがわかります。
つまり、市場全体は比較的安定しています。

高金利と好況期にあたるステージ2は、Lv94と市場平均よりもかなり高い位置にあります。
これはこの経済ステージの企業がより高い収益性を持つ可能性があり、投資家にとって魅力的だと認識されていることを示しています。

一方で、高金利と後退期にあたるステージ3はLv40と市場平均よりも低い位置にあります。
これは経済がピークから下降し始め、企業の収益性が低下し始める可能性があるからかもしれません。

低金利と回復期のステージ1(Lv70)と、低金利と不況期のステージ4(Lv56)は、市場平均をやや上回り、やや下回る位置にあります。
これらのステージは金利が低く、経済が回復する可能性(ステージ1)や底を打つ可能性(ステージ4)があるため、投資家にとってそれぞれ異なる魅力を持っています。

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

まず、アメリカ(SPY)がLv100という位置にあり、過去4日間で+2の上昇がありました。
これは、アメリカの株式市場が他の国々と比較して頑健であることを示しています。

オランダ(EWN)、メキシコ(EWW)、インド(INDA)、ポーランド(EPOL)などもLv90以上と高い位置にありますが、それぞれ微妙に異なる動きを見せています。
例えば、オランダは2日前に-2の下落がありましたが、4日前には+3の上昇がありました。

一方、香港(EWH)、タイ(THD)、マレーシア(EWM)などはLv20以下と低い位置にあります。
特にマレーシアはLv2と最も低く、価格変動も微妙なものとなっています。

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

まず、一番高い位置にあるのはイギリスのポンド(FXB)で、Lv98となっています。
これはポンドが他の通貨と比較して強いことを示しており、特に前日比で+2という上昇も見られます。

次に、スイスフラン(FXF)とユーロ(FXE)がそれぞれLv92とLv86で、こちらも相対的に強い位置にあります。
特にスイスフランは前日比で+5と大きく上昇しており、強い動きを見せています。

一方で、日本円(FXY)と中国元(CYB)はLv12とLv7という低い位置にあります。
特に中国元はLv7ということで、他の主要通貨に対して大きく価値が下がっていることがわかります。
ただし、前日比で+3という上昇があるため、若干の反発も見られます。

また、アメリカドル(UUP)はLv55と中程度の位置にありますが、前日比で-3と下落しています。
これは米ドルが他の通貨に対して相対的に弱まっていることを示しています。

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去1年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

まず、最も価格位置が高いのは「」のPHOで、Lv99を示しています。
これはが他の商品と比較して価格が非常に高いことを意味します。
しかし前日比で-1という下落が見られます。

一方、トウモロコシ(CORN)はLv0で、価格が最も低いことを示しています。
これはトウモロコシの価格が他の商品に比べて非常に低いことを示しています。
また、前日比は-2、2前日比は-1、3前日比と4前日比も下落しており、一貫して価格が下がっていることがわかります。

さらに、「大豆」(SOYB)はLv73ですが、前日比で+7と大幅に上昇しています。
これは大豆の価格が急激に高まっていることを示しており、この動きは大豆市場に何か変動がある可能性を示唆しています。

商品の価格は、その商品の供給量と需要量によって大きく影響を受けます。
例えば、天候の影響で収穫量が大幅に減少した場合、その商品の価格は上昇します。
逆に、その商品に対する需要が減少した場合、価格は下がります。
このような供給と需要のバランスを反映した結果が、ここで見られる各商品の価格位置となります。

世界指標など

この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

まず、最高のLv100を示しているのは「ナスダック総合(^IXIC)」、「ナスダック100(^NDX)」、「S&P500(^GSPC)」の3つの米国株価指数です。
これらは過去1年間で最も価値が上昇したと言えます。
しかも、直近の前日比では価格は変わらず、一定の強さを保ちつつ、4前日比ではそれぞれ+2、+1、+1という上昇が見られます。
これは、この期間中に米国の株式市場が好調であったことを示しています。

一方、「米国物価連動債 ETF(CPI)」(TIP)はLv14と最低レベルに近い価格位置を示しています。
そして前日比は-4、2前日比は-8、3前日比は-2、4前日比は-4と、価格は下落し続けています。
これは、物価上昇インフレ)に連動する債券の価格が下がっていることを示しています。
これは、市場が物価上昇のリスクをそれほど懸念していない、あるいは既に物価上昇が進んだ結果と解釈できます。

また、「米国住宅ローン担保証券 ETF」(MBB)はLv16と価格位置が低く、直近の4日間でも価格は下落しています。
これは、住宅ローン市場に対する投資家の見方が厳しいことを示しています。

これらの分析から、一般的に米国の株式市場は強く、物価上昇や住宅ローン市場に対する懸念が高まっていることが読み取れます。
また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

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