FullKabuのLv市場分析

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6月29日(木)過去1年間のLv市場分析

今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
6月29日(木)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

資本財セクター(XLI)はLv100の極めて高い価格位置にあり、前日比で+2の価格上昇が見られます。
これは、資本財セクターが投資家の間で引き続き強い人気を博していることを示しています。

通信サービス(XLC)と情報技術(XLK)セクターは共にLv98という高い位置にありますが、前日比での価格変動は見られません。
2前日比では、情報技術セクターが+1の微増を見せています。

素材セクター(XLB)はLv77で、前日比と2前日比、3前日比では全て価格上昇が見られます。
特に、前日比では大きな+6の上昇が見られており、素材セクターが強い上昇トレンドにあることを示しています。

一方で、公益事業セクター(XLU)はLv8という極めて低い位置にあり、前日比と2前日比、4前日比では全て価格下落が見られます。
これは公益事業セクターが下降トレンドにあることを示しています。

また、ヘルスケアセクター(XLV)はLv46で、前日比から4前日比までの全てで価格下落が見られます。これはヘルスケアセクターも下降トレンドにあることを示しています。

 

 

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。

「高金利 + 好況期」であるステージ2はLv91という極めて高い価格位置にあり、前日比では+3、2前日比では+1の上昇が見られます。
これは、このステージが強い上昇トレンドにあることを示唆しています。

「低金利 + 不況期」ステージ4はLv52という中程度の位置にありますが、前日比と2前日比では-2の下落が見られます。
これは、このステージが一時的に下降トレンドにあることを示唆しています。

「高金利 + 後退期」であるステージ3はLv29という低い位置にあり、前日比では+4の大きな上昇が見られます。
ただし、4前日比では-4の大きな下落も見られます。これはこのステージが大きな価格変動を経験していることを示しており、一定のリスクがあることを示唆しています。

市場平均はLv57で、前日比では+2の上昇が見られますが、2前日比と3前日比では変化はありません。
これは、市場全体が比較的安定していることを示しています。

 

 

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

現在の価格位置において、アメリカ(SPY、Lv98)とポーランド(EPOL、Lv97)が最も強いパフォーマンスを示しています。
これは、これらの国の株式市場が過去1年間で相対的に強い動きを示していることを示しています。

一方、マレーシア(EWM、Lv2)とタイ(THD、Lv2)が最も低いレベルにあります。
これは、これらの国々が過去1年間で相対的に弱いパフォーマンスを示していることを示しています。

ブラジル(EWZ、Lv93)は前日比-1、2前日比-3、3前日比-2という下降傾向が見られ、一方でオランダ(EWN、Lv92)は前日比+3、2前日比+5、3前日比+3という上昇傾向が見られます。
これらの数値は、各国の株式市場が直近の期間でどのような動きを見せているかを示しています。

オーストラリア(EWA、Lv36)は前日比-4、2前日比-8、3前日比-8と大きく下落しています。

 

 

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

英ポンド(FXB、Lv97)は、1年間の価格位置において最も強い通貨となっています。
一方、中国元(CYB、Lv5)は最も低い位置にあります。これは各通貨が直近1年間でどれだけ価値を保っているかを示しています。

アメリカドル(UUP、Lv51)は前日比+6、2前日比+3と上昇傾向にあり、これは最近のドルの強さを示しています。
米ドルが上昇すると、ドル建ての商品やドル建ての資産が高くなる傾向があります。

豪ドル(FXA、Lv25)は前日比-9、2前日比-13と大きく下落しており、これは最近の豪ドルの弱さを示しています。
豪ドルの弱さは、豪州経済に対する市場の見方や、豪州の金利政策、豪州経済と密接に関連する商品価格(特に鉱物資源)などが影響している可能性があります。

通貨価格の変動は、国際的な金融・経済環境、特定の国の経済状況、中央銀行の金利政策、地政学的なリスクなど、様々な要因により影響を受けます。
このような情報を理解することは、グローバルな投資環境を把握する上で重要です。

 

 

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去1年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

(PHO、Lv99)が1年間の価格位置では最も強いとなっています。
これはというリソースがますます貴重になってきており、投資家の間でその価値が高く評価されていることを示しています。
は、飲料水農業産業エネルギー生産など、私たちの生活の多くの側面で必要なリソースです。

パラジウム(PALL、Lv0)は最も低い位置にあります。
この金属は自動車の排ガス処理装置電子部品などに使用されますが、近年の自動車産業の動向(例えば電気自動車への移行)や、
貿易紛争、新型コロナウイルスの影響等により、価格が下落している可能性があります。

トウモロコシ(CORN、Lv24)と小麦(WEAT、Lv18)が大きく下落しています(それぞれ前日比-18、-8)。
これは気候変動、天候、病害、需給バランス、政策など、農産物の価格に影響を与える要因が悪化している可能性を示しています。

原油(USO、Lv4)も相対的に低い位置にあります。
これはエネルギー市場の動向、供給量(OPEC+や米国のシェールオイルの生産など)、需要(経済の回復速度や再生可能エネルギーへの移行など)に影響を受けています。

 

 

世界指標など

この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

S&P500(^GSPC、Lv98)、米13週国債(^IRX、Lv98)、ナスダック総合(^IXIC、Lv97)、ナスダック100(^NDX、Lv97)、ドル建て日経平均株価(DXJ、Lv97)、グローバル100 ETF(IOO、Lv97)は高いレベルで安定しています。
これは、主要な市場指数と債券が安定した強さを維持していることを示しており、市場の一部で強気の態度が継続していることを示しています。

一方、米30年国債(^TYX、Lv72)、米10年国債(^TNX、Lv77)、米5年国債(^FVX、Lv83)となっており、前日比と2前日比ともに一定の上昇を示しています。
これは、中長期の債券利回りが上昇しており、市場が将来のインフレ圧力や金融政策の引き締めを予想している可能性を示唆しています。

NYダウ(^DJI、Lv83)とユーロ・ストックス50指数(^STOXX50E、Lv92)の値動きを見ると、アメリカヨーロッパの株式市場における動きが異なっていることが示唆されます。
特に、ユーロ・ストックス50指数の前日比が+8と大きく上昇していることから、ヨーロッパ市場での強気の動きがみられます。

アジア50 ETF(AIA、Lv58)のレベルは中程度で、米ドル指数(DX=F、Lv26)は低いレベルにありますが、少しずつ上昇しています。
これは、アジア市場のパフォーマンスが一部混合的である一方で、米ドルが強化しつつ

あることを示しています。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

これらのデータはfullkabu.comから最新データを見ることができます。