FullKabuのLv市場分析

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6月30日(金)過去1年間のLv市場分析

今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
6月30日(金)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。

 

11セクター

この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

資本財(XLI、Lv100)、通信サービス(XLC、Lv98)、情報技術(XLK、Lv98)、一般消費財(XLY、Lv97)のセクターが非常に高いレベルを示しており、これらの業界に投資している企業のパフォーマンスが堅調であることを示しています。
特に資本財のセクターがLv100という最高レベルを示しています。
これは、製造業建設業など、物理的な資本を必要とする企業が強いパフォーマンスを示していることを示唆しています。

素材(XLB、Lv83)と金融(XLF、Lv45)のセクターは中程度のレベルを示していますが、最近の傾向はプラスです。
これは、これらのセクターにおける企業のパフォーマンスが改善してきている可能性を示しています。

一方、公益事業(XLU、Lv9)は非常に低いレベルを示しています。
これは、公益事業が現在市場で不人気であることを示しています。
これは、公益事業が一般的に経済的な下振れに対して防御的な性質を持つため、市場全体が強気である場合にはパフォーマンスが落ちることがあります。

ヘルスケア(XLV、Lv48)、不動産(XLRE、Lv42)、エネルギー(XLE、Lv37)のセクターも低いレベルを示していますが、最近の傾向は一部プラスです。
これは、これらのセクターが回復の兆しを示している可能性があることを示しています。

 

 

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。

ステージ2(高金利 + 好況期)はLv93と非常に高いレベルを示しており、これは現在の市場環境が利益を上げるのに好適であることを示しています。
高い利回りと堅調な経済活動は通常、投資家にとって有利な環境を示します。
また、このステージは一貫してプラスの成長を示しています。

ステージ1(低金利 + 回復期)はLv62を示し、最近大きく上昇しました。
これは、市場が回復の道程にあることを示しています。
低金利は企業の財務コストを抑え、経済の成長を刺激します。

一方、ステージ3(高金利 + 後退期)はLv37と低いレベルを示していますが、最近のトレンドは上向きです。
これは、市場が後退期から回復へと向かっている可能性を示しています。

ステージ4(低金利 + 不況期)はLv53と中程度のレベルを示しており、これは市場が依然として挑戦的な状況にあることを示しています。
しかし、前日比がプラスに転じているのは、回復の兆しが見えてきたことを示しているかもしれません。

全体的に見て、市場平均(Lv61)が前日比で上昇し、2前日比と3前日比で安定していることから、市場全体が一定の上昇傾向にあると考えられます。

 

 

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

最も高い位置にあるのはポーランド(Lv98)とアメリカ(Lv98)で、その中でもポーランドは前日比で上昇しています。
これは、ポーランドが強力な経済パフォーマンスを維持していることを示しているかもしれません。

一方で、マレーシア(Lv2)とタイ(Lv3)が一年間の価格位置で最も低い数値を示しています。
これは、これらの国が経済的な挑戦に直面していることを示すかもしれません。

フィリピン(Lv47)は前日比で大きく上昇し、4前日比でも上昇を続けています。
これは、近い将来に向けてフィリピンの市場に強気の見方が広がっていることを示すかもしれません。

オーストラリア(Lv40)は前日比で上昇していますが、これは過去の数日間で大きく下落していたことから、一部の回復を示しているかもしれません。

インド(Lv87)は前日比で大きく上昇し、これはインド市場における強い動きを示しています。

中国(Lv22)は価格位置がかなり低く、また最近の変動がないことから、中国市場は現在困難な状況に直面している可能性があります。

 

 

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

英ポンド(Lv97)が過去1年間で最も強い通貨として表れています。
前日比では変動がないものの、一貫して強い位置にあります。
これは英国経済が相対的に健全であることを示している可能性があります。

米ドル(Lv52)は前日比で上昇し、過去の数日間でも上昇を続けています。
これはアメリカの経済に対する信頼感が強まっている可能性を示します。

豪ドル(Lv25)は、最近の数日間で大きく下落しています。これはオーストラリアの経済に対するマーケットの懸念を示しているかもしれません。

日本円(Lv10)と中国元(Lv4)は過去1年間の価格位置で最も低い数値を示しています。
特に中国元は連続して下落しており、これは中国の経済状況に対する不安感を反映している可能性があります。

ユーロ(Lv89)とスイスフラン(Lv88)は強い位置にありますが、最近の動きは比較的小さいです。
これはこれらの通貨圏が比較的安定している可能性を示します。

 

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去1年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

(PHO)がLv100で、過去1年間で最も強い商品として位置づけられています。
前日比や2日前と比較しても価格が上昇しており、この資源に対する需要が高まっている可能性を示しています。

一方で、パラジウム(PALL)はLv0で、過去1年間で最も弱い商品として位置づけられています。
価格は前日比と比較しても変動がなく、市場での需要が低下している可能性があります。

(GLD)はLv67で、前日比と比較しても変動がなく、2日前と比較すると下降しています。
一方で、(SLV)はLv59で前日比と比較して上昇しています。
これらの動きは、プレシャスメタルの中でも、金と銀との間で異なる市場ダイナミクスが働いていることを示しています。

大豆(SOYB)はLv45で、過去数日間で大きく下落しています。
これは、天候や需給の影響を受けて価格が大きく変動している可能性を示しています。

原油(USO)はLv6で、前日比で上昇していますが、4日前と比較すると下降しています。
これは、エネルギー市場が様々な要因、例えば地政学的な緊張や供給の変動などの影響を受けやすいことを示しています。

 

世界指標など

この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

S&P500(^GSPC)、ナスダック総合(^IXIC)、ナスダック100(^NDX)、米13週国債(^IRX)、グローバル100 ETF(IOO) がそれぞれLv98~99のレベルであり、
相対的に強いパフォーマンスを示しています。特に、S&P500ナスダック総合ナスダック100は前日比で上昇しています。
これは大型株やテクノロジーセクターが引き続き強いパフォーマンスを示していることを示唆しています。

米国の長期債(^TYX)がLv71で、米13週国債(^IRX)がLv98となっています。
これは、長期債と短期債との間で金利環境に大きな差が出ている可能性を示しています。
また、米5年国債(^FVX)、米10年国債(^TNX)もそれぞれLv83とLv76で、前日比や2日前比で上昇していることから、中期の金利も上昇傾向にある可能性があります。

米ドル指数(DX=F)がLv25となっており、これは他の指標に比べて低いレベルを示しています。
これは、米ドルが他の主要通貨に対して相対的に弱いパフォーマンスを示している可能性を示唆しています。
特に、前日比や2日前比で上昇していることから、近日中の米ドルの強さが増す可能性も示唆しています。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

これらのデータはfullkabu.comから最新データを見ることができます。