FullKabuのLv市場分析

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7月6日(木)過去1年間のLv市場分析

今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
7月6日(木)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

まず、「通信サービス(XLC)」、「情報技術(XLK)」、「資本財(XLI)」の3つのセクターがLv100となっており、これはこの1年間でこれらのセクターが最高水準に達していることを示しています。
一般消費財(XLY)」もLv99と高水準にあり、前日比で+1の上昇が確認できます。

一方で、「公益事業(XLU)」はLv16と低い水準にありますが、過去4日間で毎日価格が上昇しており、特に前日比で+2の上昇があります。
これはこのセクターが下落傾向から回復しつつある可能性を示しています。

また、「エネルギー(XLE)」はLv40と低い水準にありますが、前日比で-2の下落があります。
これはエネルギー業界が現在苦戦していることを示しているかもしれません。

以上の情報から、現在の市場では情報技術通信サービスなどのセクターが強いパフォーマンスを示している一方で、公益事業エネルギーなどのセクターは苦戦していると言えます。

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。

「高金利 + 好況期」(ステージ2)
Lv95となっています。
これはこの状態が市場で比較的高い価格レベルにあることを示しています。
過去2日間で価格Lvに変動はないものの、3日前と4日前に+2ずつの上昇がありました。
つまり、このステージは安定した高い価格レベルを維持しています。

「低金利 + 回復期」(ステージ1)
Lv70です。こちらも上昇傾向にあり、特に4日前には+7と大きな上昇が見られました。
この状況は経済が回復期にあり、投資に対する期待が高まっていることを示している可能性があります。

「低金利 + 不況期」(ステージ4)
Lv57で、過去4日間で一貫して上昇しています。
しかし、上昇幅は比較的小さく、これは市場がまだ回復の途中であることを示している可能性があります。

「高金利 + 後退期」(ステージ3)
Lv40となっており、この状態は市場で最も低い価格レベルにあります。
しかし、過去のデータを見ると、特に4日前に+8と大きく上昇しています。これは、後退期の終わりが近づきつつあることを示している可能性があります。

市場平均はLv65となっており、これはすべてのステージが混ざった結果の平均価格レベルを示しています。

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

アメリカ」(SPY)はLv100となっており、リスト中で最も高い位置にあります。
前日比は空白なので、価格は前日と変わらなかったことを意味します。
しかし、4日前からは+2の上昇が見られ、それ以降Lv100を維持してます。
アメリカの株式市場は安定しているように見受けられます。

オランダ」(EWN)、「メキシコ」(EWW)、および「ポーランド」(EPOL)はLv98、Lv96、Lv96と高い位置にありますが、それぞれが前日と比べて僅かに下落しています。
しかしながら、過去数日間でそれぞれ上昇があったことから、この3つの国の株式市場も比較的安定していると言えそうです。

フィリピン」(EPHE)はLv39で、前日から-7と大きな下落が見られます。
これは何らかの国内外のニュースや経済状況により、フィリピンの株式市場が短期的な下落を経験した可能性があります。

リストの最下位には「マレーシア」(EWM)がLv2で位置しています。前日から-1の下落がありますが、2日前には+1の上昇がありました。
これはマレーシアの株式市場が不安定な状態にあるか、あるいは他の国に比べて低調な状態にある可能性を示しています。

これらの分析からは、株式市場は国によって大きく異なる動きを見せることがわかります。
それぞれの国の経済状況、政策、外部環境などが価格に影響を及ぼしていると考えられます。

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

英ポンド(イギリス)」(FXB)はLv96としており、リストの中で最も高い位置にあります。
前日比は空白であり、これは価格Lvが前日と変わらなかったことを示しています。

米ドル(アメリカ)」(UUP)はLv58と中程度の位置にありますが、前日比で+1となっていて上昇傾向にあります。
2日前、3日前、4日前の比較でもプラスの値が続いており、米ドルが強化されつつあることを示唆しています。

一方、「日本円(日本)」(FXY)はLv10と低い位置にありますが、前日比で+1となっていて、価格が上昇していることがわかります。
しかし、3日前比では-1となっていて、短期間での価格の変動が見受けられます。

中国元(中国)」(CYB)はLv4となっており、リスト中で最も低い位置にいます。
4日前比で-1となっており、中国元が微弱な状態にあることが示されています。

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去1年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

」(PHO)はLv100という位置にあり、これは過去1年間で最も高い位置を示しています。
4前日比から価格Lvが一定であることを示唆しています。

大豆」(SOYB)の価格はLv66となっており、前日比で大幅に+13と急上昇しています。
2日前比や3日前比、4日前比もプラスで、大豆の価格が短期間で上昇し続けていることが見て取れます。

一方、「原油」(USO)はLv17と比較的低い位置にありますが、前日比で+4と上昇傾向にあり、2日前比や3日前比、4日前比もプラスで一貫して上昇していることが分かります。

最も低い位置にあるのは「パラジウム」(PALL)でLv0となっております。
4前日比からLv0のままの状況となっております。

世界指標など

この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

具体的には、「NYダウ」(^DJI)、「ナスダック総合」(^IXIC)、「ナスダック100」(^NDX)、「S&P500」(^GSPC)、そして「グローバル100 ETF」(IOO)は全てLv100に位置しています。

これらの指標は、過去1年間の現在の価格位置が非常に高く、一部の指標は前日比や2日前比でプラスの動きを示しているため、市場全体が強気の状態であることがわかります。
特に、「NYダウ」(^DJI)は前日比で+1、2前日比で+2、3前日比で+4、4前日比で+10と、一貫して上昇しており、米国株式市場の強さを示しています。

一方、「米国物価連動債 ETF(CPI)」(TIP)と「米国住宅ローン担保証券 ETF」(MBB)はLv18となっており、これらは価格位置が低いことを示します。
これらは値下がり傾向にあり、特に「米国物価連動債 ETF(CPI)」(TIP)は4前日比からマイナスの数値を示しています。

この情報から、投資家は米国株式市場が強気であることを利用したい場合、上記の高いレベルの指標に投資することを考えるかもしれません。
また、物価連動債住宅ローン担保証券など、価格位置が低いETFへの投資を考える場合、その価格がこれ以上下がらないと確信が持てるような追加情報を求めるかもしれません。

ただし、これらの指標の価格位置は、市場の現状を示す一部の情報に過ぎません。
そのため、投資を行う前には、それぞれの指標の基本的な情報、そしてそれらが影響を受ける可能性のある要素(経済指標、政策の変化など)について十分に調査することが重要です。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

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