FullKabuのLv市場分析

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7月7日(金)過去2年間のLv市場分析

今回は過去2年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
7月7日(金)を含めた過去5営業日までの価格をLvにして市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去2年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

最も強いセクターと弱いセクター

資本財」(XLI)と「情報技術」(XLK)セクターは、それぞれLv99とLv98で、全セクター中で最も強いパフォーマンスを示しています。
これらのセクターは過去数日間で一貫して強さを保っているようです。
特に情報技術セクターは、数日前から一貫して上昇しています。

一方、「公益事業」(XLU)セクターはLv16で、全セクター中で最も弱いパフォーマンスを示しています。
しかし、その過去4日間のパフォーマンスは一貫して上昇しており、弱さにもかかわらず改善の兆しを見せています。

改善しているセクターと悪化しているセクター

金融」(XLF)、「不動産」(XLRE)、「公益事業」(XLU)などのセクターは、過去4日間で一貫して前日比がプラスになっており、価格位置が改善していることを示しています。

それに対して、「ヘルスケア」(XLV)セクターは、4前日比で-5となっていることから価格位置が悪化していることが示唆されています。
しかし、3前日比と4前日比はプラスとなっているため、近い将来に改善の兆しを見せる可能性もあります。

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

全体的な市場動向

全体的に市場平均の価格位置はLv58で、この数値は過去2年間の平均位置を表しています。
前日比で-1の変化があり、少し下落したことが示されています。
しかしながら、4前日比で見ると+2となっており、過去4日間全体で見ると市場は上昇傾向にあったことがわかります。

各ステージの動き

「高金利 + 好況期」のステージ2は、Lv70と最も高い位置にありますが、前日比では-1となっており、前日から少し下落しています。
しかしこのステージでも、4前日比で+3となっているため、全体的には上昇傾向にあります。

一方、「低金利 + 不況期」のステージ4はLv45で、これは全ステージ中で最も低い位置です。
しかし、このステージでも、前日比は-1ですが4前日比で+2となっており、全体としては上昇傾向にあることが示されています。

全体的な傾向

すべてのステージで、4前日比は+2か+3となっており、過去4日間にわたり一貫して上昇傾向にあることが見て取れます。

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去2年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去2年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

リセットの余地
各国の「レベル」はそのETFの過去2年間のパフォーマンスを示しています。
レベルが高い(例えば、メキシコのLv98)ということは、その国のETFが過去2年間で比較的高いパフォーマンスを示していることを意味します。
一方で、レベルが低い(例えば、マレーシアのLv1)ということは、そのETFのパフォーマンスが比較的低かったことを示します。

最近の動向と長期的な動向
「前日比」と「4前日比」を見ることで、各国のETFが直近と比較的長い期間(4日間)でどのように動いているかを理解することができます。
例えば、中国(FXI)は最近は変動がない(前日比が空白)一方で、4日前に比べて上昇しています(4前日比が+1)。
これは、中国のETFが長期的には上昇傾向にあるが、直近ではその動きが停滞していることを示しています。

変動の大小
「前日比」と「4前日比」から、各国のETFがどれだけ激しく動いているかを判断することができます。
フランス(EWQ)のように、前日比と4前日比で大きな変動がある国は、市場が不安定である可能性があります。
一方、オランダ(EWN)のように、空白が多い国は、比較的安定していると言えるでしょう。

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去2年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去2年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

スイスフラン(Lv95)は、比較的高いレベルにあり、過去2年間で他の通貨と比較して価格が高まっていることを示しています。
これは、投資家がスイスフランを安全な通貨と見なし、経済的な不確実性が高まる中でその価値を維持または上昇させている可能性を示唆しています。

米ドル(Lv78)もまた、比較的高いレベルに位置していますが、前日比で-1となっていることから、一時的な下落があったことが分かります。
ただし、これは短期的な変動であり、中長期的に見れば米ドルはまだ強い位置にあります。

日本円(Lv6)や中国元(Lv4)は、低いレベルに位置しています。
これは過去2年間で他の通貨と比較して価格が低下している可能性を示しています。

前日比、2前日比、3前日比、4前日比を見ると、各通貨の近日の変動を見ることができます。
たとえば、豪ドルは最近上昇しているように見えます(前日比+2、2前日比+1)。
一方、ユーロは一時的な上昇(前日比+2)があったものの、その前は下落していました(2前日比-1、3前日比-2)。

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去2年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

砂糖(Lv91)と(Lv78)は、過去2年間で他の商品と比較して価格が高まっていることを示しています。
これは、それぞれの商品に対する需給バランスやマーケットの期待がポジティブであることを示唆している可能性があります。

大豆(Lv76)は、前日比、2前日比、3前日比、4前日比の全てがプラスであり、最近の価格上昇トレンドが強いことを示しています。
これは、近期的な需要の増加や供給の制約などが反映されている可能性があります。

一方で、トウモロコシ(Lv28)は、前日比から4前日比までの全てがマイナスで、価格が下落傾向にあることが読み取れます。
これは、過剰な供給や需要の減少などが影響しているかもしれません。

パラジウム(Lv0)は、過去2年間で最も価格が下落した商品となっています。
このことは、この商品に対するマーケットの評価が低下している可能性を示しています。

世界指標など

この表は、各指標の過去2年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

米国国債(13週、5年、10年、30年)が相対的に高いレベルに位置しています(Lv94以上)。
このことは、投資家たちが安全資産へと向かっている可能性を示しています。
また、これらの値が全体的に上昇していることから、金利の低下や、経済の不透明感に対する懸念が高まっている可能性が示唆されます。

ユーロ・ストックス50指数(Lv89)が大きく下落(前日比-6)しています。
これは、欧州株式市場におけるネガティブな動きや、何らかの不安要素が投資家の間で感じられていることを示しているかもしれません。

S&P500(Lv75)やナスダック100(Lv82)などの米国株式指数が安定的な上昇傾向にあることは、米国の株式市場がまだ強気の傾向を保っていることを示しています。

他方で、米国総合債券ETF(Lv9)や米国住宅ローン担保証券ETF(Lv8)、米国物価連動債ETF(Lv7)は全て低いレベルで推移しており、
さらに前日比から4前日比までの数字がマイナスとなっています。

これは、これらの資産に対する投資家の関心が低下していることを示唆しています。

これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

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