FullKabuのLv市場分析

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7月5日(水)過去1年間のLv市場分析

今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
7月5日(水)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

通信サービス(XLC)、情報技術(XLK)、資本財(XLI)の3つのセクターがLv100という最高のレベルに位置しています。
これは、これらのセクターが過去1年間で非常に良好なパフォーマンスを示し、その価格がピークにあることを意味します。

一方、公益事業(XLU)はLv14という比較的低い位置にあります。
これは、過去1年間でこのセクターのパフォーマンスが他のセクターと比較して弱かったことを示しています。

エネルギー(XLE)や不動産(XLRE)、ヘルスケア(XLV)などのセクターは、前日比で連続して上昇していることが見受けられます。
これは、これらのセクターが現在上昇トレンドにある可能性を示唆しています。

生活必需品(XLP)のセクターはLv60という位置にありますが、前日比で連続して上昇していることから、このセクターの価格も上昇傾向にあることが示されています。

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。

高金利 + 好況期(ステージ2)
Lvは95と非常に高いです。
これは、このステージの企業や投資が最近非常に好調であることを示しています。
前日比は変化なしですが、それ以前の数日間で上昇が見られます。

低金利 + 回復期(ステージ1)
Lvは69で、前日比では+3となっています。
このことから、このステージは上昇トレンドにあり、投資家がこの期間の機会を活用している可能性が示唆されます。

低金利 + 不況期(ステージ4)
Lvは56で、前日比では+2となっています。
Lvの値は低めですが、前日比から見ても上昇傾向にあることが分かります。

高金利 + 後退期(ステージ3)
Lvは42で、前日比では+3となっています。
Lvの値はやや低いですが、前日比から見るとこちらも上昇傾向にあります。

これらの情報からは、全体的な経済状況が改善し、各ステージが上昇トレンドにあることが示唆されます。

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

オランダ(EWN)とアメリカ(SPY)は現在Lv100となっており、これは過去1年間で最も高い価格位置にあることを示しています。
それぞれが数日前から上昇傾向にあることから、これらの国の経済状況が非常に強力である可能性が示唆されます。

メキシコ(EWW)、スペイン(EWP)、ポーランド(EPOL)、イタリア(EWI)、日本(EWJ)もLvが非常に高い位置にあります(Lv95以上)。
これらの国々も同様に経済が好調である可能性があります。

一方で、マレーシア(EWM)とタイ(THD)はLvが非常に低い位置にあります(Lv6以下)。
これは、これらの国の経済状況が比較的弱いことを示している可能性があります。

さらに、台湾(EWT)、イギリス(EWU)、フィリピン(EPHE)、オーストラリア(EWA)、ベルギー(EWK)などの国々はLvが中間的な位置にあります(Lv44-63)。
これらの国々の経済状況は一部上昇傾向にありますが、まだ他の国々と比較して強さを発揮していない可能性があります。

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

英ポンド(FXB)はLv96となっており、過去1年間で非常に強い位置にあることを示しています。
しかし、最近は微減しているようなので、この強さが持続するかは注意深く観察が必要です。

スイスフラン(FXF)、ユーロ(FXE)、カナダドル(FXC)はLvが比較的高い位置にありますが(Lv75-87)、それぞれ微減傾向にあります。
これらの通貨は現在のところ強さを保っていますが、近い将来どのように変わるかは不確定です。

一方、米ドル(UUP)はLv57となっており、最近は上昇傾向にあるようです。
これは米ドルが強まりつつあることを示しているかもしれません。

豪ドル(FXA)、日本円(FXY)、中国元(CYB)はLvが非常に低く(Lv4-23)、全体的に弱い位置にあることを示しています。
それぞれが近日中に回復するかどうかは注視が必要です。

通貨価格は様々な要因によって動きますので、これらの価格位置と動向だけに頼らず、国際情勢、各国の経済状況、政策などを総合的に考慮した上で判断することが重要です。
これらの情報はあくまで参考の一つとしてご利用ください。

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去1年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

(PHO)はLv100で、過去1年間で最高の価格位置にあります。
これは、水の需要が高いことを示しています。

砂糖(CANE)はLv81と高い位置にありますが、最近は若干の下降傾向が見られます。
これは市場で砂糖の価格がやや減少している可能性があることを示唆しています。

(GLD)と(SLV)は、それぞれLv67とLv59に位置しています。
これは、投資家が安全資産と見なすこれらの貴金属に対する需要が一定であることを示しています。

(CPER)、大豆(SOYB)、天然ガス(UNG)、プラチナ(PPLT)、小麦(WEAT)、原油(USO)、トウモロコシ(CORN)は、Lv0からLv54の間で変動しており、
商品ごとに動向が大きく異なることが見て取れます。
それぞれの商品の動きを詳しく見ていくことで、より詳細な市場の動向が見えてきます。

パラジウム(PALL)はLv0で、過去1年間で最も低い位置にあります。
これは、パラジウムの価格が下がっていることを示しています。

世界指標など

この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

ナスダック総合(^IXIC)、ナスダック100(^NDX)、S&P500(^GSPC)、グローバル100 ETF(IOO)は全てLv100、つまり、過去1年間での最高の価格位置にあります。
これらは主に米国を中心に大型株をカバーしており、米国の大型株が高いパフォーマンスを示していることを示唆しています。

日経平均株価(^N225)はLv98と高い位置にありますが、前日比から4前日比までの動きが見られません。
これは日本の株価が一定期間、ほぼ横ばいの動きを見せていることを意味します。

ユーロ・ストックス50指数(^STOXX50E)はLv95に位置していますが、前日比では-2のマイナスを記録しています。
これはヨーロッパの大型株が最近微減している可能性があります。

米国13週国債(^IRX)、米国5年国債(^FVX)、米国10年国債(^TNX)、米国30年国債(^TYX)はそれぞれ異なるレベルに位置していますが、
全て最近上昇傾向にあることが見て取れます。
これは米国の金利が上昇していることを示しています。

米国物価連動債 ETF(CPI)(TIP)、米国総合債券 ETF(AGG)、米国住宅ローン担保証券 ETF(MBB)はLv26やLv21と低い位置にあり、最近は下降傾向にあるようです。
これは債券価格が下がり、金利が上昇していることを示唆しています。

全体として、このデータは主に米国の株価が強い一方、金利が上昇し債券価格が下落している市場状況を反映していると解釈できます。

ただし、これらの指標は様々な要因により影響を受けるため、これらの動きがこれからも続くかは予測が難しいです。
例えば、金利の上昇は中央銀行の金融政策や経済の成長見通しによって変動します。また、株価は企業の業績や市場のリスク感受性など、多くの要素によって左右されます。

また、アジア50 ETF(AIA)はLv59という相対的に低い位置にありますが、前日比-2となっていますが、2前日比では+3となっていることから、アジア市場は若干の揺れを見せている可能性があります。

さらに、米ドル指数(DX=F)はLv28となっていますが、前日比から4前日比まで一貫して+1となっていることから、

米ドルが一定の強さを保っていることがわかります。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

これらのデータはfullkabu.comから最新データを見ることができます。