FullKabuのLv市場分析

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7月11日(火)過去1年間のLv市場分析

今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
7月11日(火)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

通信サービス」および「資本財」セクターが「Lv100」に位置しています。
これはこれらのセクターが過去1年間で見て最高のパフォーマンスを発揮していることを示しています。

一方、「公益事業」セクターは「Lv18」となっており、過去1年間で見てかなり低い位置にいます。
このセクターの株式は、過去1年間で見て他の多くのセクターよりもパフォーマンスが低いようです。

エネルギー」セクターは「Lv46」に位置していますが、直近の4日間で大きな上昇(+5)を示しています。
これは、エネルギー業界の株価が最近上昇傾向にあることを示しており、この動きに注目する価値があるかもしれません。

生活必需品」セクターは「Lv54」に位置していますが、直近の4日間で大きな下降(-5)を示しています。
これは、生活必需品業界の株価が最近下降傾向にあることを示しており、この動きに注意を払うべきかもしれません。

不動産」セクターは直近4日間で毎日上昇(+1)を見せています。
これは、このセクターが安定した上昇傾向にあることを示しています。

 

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。
この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

「高金利 + 好況期」のステージ2
「Lv91」で、過去1年間で最も高いレベルに位置しています。
しかしながら、過去3日間ではわずかながら下降トレンド(-2, -1, -1)が見受けられます。
これは、高金利と好況が組み合わさった環境が最近少し落ち着きを見せている可能性を示唆しています。

「低金利 + 回復期」のステージ1
「Lv70」に位置しています。
過去3日間は価格変動がなく(0, 0, 0)、一貫して同じレベルを維持しています。
これは、この環境が安定しているか、あるいは一時的に動きが少ない状態にあることを示しています。

「高金利 + 後退期」のステージ3
「Lv46」に位置していますが、前日比で大きく上昇(+5)しています。
これは、この経済環境が最近動き始めた可能性があり、今後の動向に注目が必要な状況を示しています。

「低金利 + 不況期」のステージ4
「Lv52」に位置しており、過去3日間は下降傾向(-2, -2, -1)を示しています。

 

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

トップの位置にあるのはアメリカ(SPY)で、Lv98を記録しています。
しかし、過去二日間でわずかに下がっています(-1, -1)。
これは、アメリカの株式市場が一時的に減速していることを示しているかもしれません。

逆に、トルコ(TUR)はLv48と全体的に低い位置にいますが、過去4日間で順調に上昇しています(+3, +3, +2, +2)。
これはトルコの株式市場が活性化し始めている可能性を示しています。

一方、カナダ(EWC)はLv53と中程度の位置にいますが、過去4日間で大きく下降しています(-6, -5, -3, -2)。
これはカナダの株式市場が一時的に大きな下落を経験していることを示しています。

また、マレーシア(EWM)はLv2と非常に低い位置にありますが、過去4日からの変動は-1だけで、他の日は変動がありません。
これはマレーシアの株式市場が安定しているか、あるいは変動が少ない状況にあることを示しています。

 

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。

この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

まず、英ポンド(FXB)がLv100で最高の位置にあります。
しかも、最近の数日間で徐々に上昇しています。
これは、英ポンドが強化されていることを示しており、イギリスの経済が好調である可能性があります。

逆に、米ドル(UUP)はLv43と比較的低い位置にいますが、過去3日間は下落傾向です。(-7、-5、-3)
これらから読み取れるのは、米ドルが一時的に弱化しているということです。
特に前日の大きな下落は、何らかの経済的な悪材料があったのか、市場の期待が変動したのかといった要因を示唆している可能性があります。

一方、日本円(FXY)はLv22と全体的に低い位置にありますが、過去4日間で順調に上昇しています(+7、+3、+2、+1)。
これは、日本円が強化傾向にあることを示しています。

さらに、カナダドル(FXC)はLv74と中位に位置していますが、過去4日間の変動はほとんどありません。
これはカナダドルが安定した状態にあることを示しています。

 

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去1年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

まず、一番上の「(PHO)」はLv98と、過去1年間で非常に高い価格位置にあります。
ただし、過去2日間は1ポイントずつ下がっています。
これはの価格が一時的に下落傾向にあるかもしれませんが、全体的にはまだ非常に強い位置にあるということを示しています。

次に、「大豆(SOYB)」はLv75で、過去4日間で大幅に上昇(+1、+1、+7、+13)しています。
これは大豆の価格が強い上昇トレンドにあるということを示しており、このトレンドが続けばさらなる上昇が期待できるかもしれません。

また、「原油(USO)」はLv27と低めの位置にありますが、過去4日間で上昇を続けています(+3、+2、+5、+4)。
これは原油が反発し、上昇トレンドに転じている可能性があるということを示しています。

一方で、「パラジウム(PALL)」と「トウモロコシ(CORN)」はLv2とLv1と非常に低い位置にありますが、どちらも一部の日で上昇しています。
これは過去1年間で弱かったこれらのコモディティが、一時的に強まっている可能性があります。
ただし、これらの上昇が継続するかどうかは今後の市場の動向を見て判断する必要があります。

 

世界指標など

この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

まず注目するのは、「米13週 国債(^IRX)」で、Lv100という値は過去1年間で最高の価格位置にあることを示します。
これは、短期金利が上昇傾向にあり、金利が高いレベルで安定していることを示しています。
また、「米5年 国債(^FVX)」と「米10年 国債(^TNX)」、「米30年 国債(^TYX)」も比較的高い位置にあり、一部の日において上昇しています。
これらは長期金利も上昇傾向にあることを示しており、一般的には経済の活性化やインフレ期待の高まりを意味します。

一方、主要な株式市場指標である「ナスダック総合(^IXIC)」、「ナスダック100(^NDX)」、「S&P500(^GSPC)」、「NYダウ(^DJI)」、「日経平均株価(^N225)」は、
Lv90以上と高い位置にありますが、過去数日間で若干の下落傾向が見られます。
これは、一時的に株式市場が調整局面にある可能性を示しています。

一方、「米国総合債券 ETF(AGG)」や「米国住宅ローン担保証券 ETF(MBB)」、「米国物価連動債 ETF(CPI)」などの債券関連のETFはLv20以下と非常に低い位置にあり、
過去数日間で続落しています。
これは、債券市場が弱い状況にあり、特にインフレに対する防御策とされる物価連動債が最も弱い状況にあることを示しています。

以上の情報から、現在は金利が上昇し、株式市場は一時的に調整局面にある一方で、債券市場は全体的に弱い状況にあると言えるでしょう。
これらの動向からは、経済の活性化やインフレ期待が高まりつつあることが伺えます。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

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