FullKabuのLv市場分析

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6月27日(火)過去2年間のLv市場分析

今回は過去2年間の中で現在の価格Lvを見てみます。

6月27日(火)を含めた過去5営業日までの価格をLvにして市場を振り返ろうと思います。

 

11セクター

 

この表は、各11セクターの過去2年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

【情報技術セクターの連続的な下降】
情報技術セクター(XLK)は、過去4日間で連続して1ポイントずつ下落しています。
これは、このセクターが一定の下降圧力を受けていることを示しています。

【資本財と素材セクターのリバウンド】
資本財セクター(XLI)と素材セクター(XLB)は、前日比でそれぞれ2ポイント上昇しています。
これはこれらのセクターがリバウンドしているか、あるいは下降傾向が一時的に止まった可能性を示しています。

【不動産セクターの低い位置】
不動産セクター(XLRE)はLv10という非常に低い位置にあります。さらに、過去3日間で計12ポイントの下落が見られます。
これは、このセクターが現在苦戦していることを示しています。

 

セクターローテーション

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去2年間の現在の価格位置(Lv)と、その前日比(過去4営業日分)の変動が示されています。

【全般的な下降トレンド】
すべてのステージが最近一貫して下降傾向にあり、市場全体が同様の動きを見せています。
これは、全般的な経済状況が下降しているか、あるいは市場が一時的に下落している可能性を示唆しています。

【高金利 + 好況期(ステージ2)の相対的な強さ】
ステージ2は他のステージに比べて比較的高いレベル(Lv60)に位置しています。
また、前日比では+1となっており、他のステージが停滞または下降している中で唯一上昇しています。
これは、この状況下での投資が他の状況に比べてより有利である可能性を示しています。

【低金利 + 後退期(ステージ1)の弱さ】
ステージ1はLv42と最も低いレベルに位置しており、過去3日間でさらに下落しています。
これは、この状況が他の状況に比べて現在最も厳しい状況であることを示しています。

 

カントリーETF
(国別の経済指標)

 

この表は、各国の株式市場の過去2年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去2年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

【メキシコがトップポジション】
メキシコ(EWW)はLv97と他の国に比べて非常に高い位置にあり、過去2年間の現在の価格位置が最も高いことを示しています。
前日比では変動はないものの、4日前からは-1となっています。
これはメキシコの経済状況が他の国に比べて強いか、少なくとも市場が強く評価している可能性を示しています。

【アジア諸国の低さ】
中国(FXI)、南アフリカ(EZA)、香港(EWH)、タイ(THD)、マレーシア(EWM)などの国々が低いレベルに位置しています。
これらの国々の市場は他の国々に比べてパフォーマンスが低いようです。

【全体的な下降傾向】
多くの国で最近の価格動向がネガティブな傾向にあることが示されています。
これは、全体的なグローバル経済の鈍化や投資家のリスク選好度の低下を示している可能性があります。

【イギリスの大幅な下落】
イギリス(EWU)はLv40で、前日比-2、2日前-8、3日前-6、4日前-1となっています。
これは非常に急速な下落を示しており、イギリス市場に何らかのネガティブな要因が働いている可能性があります。

 

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去2年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去2年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

【スイスフランが強い】
 スイスフラン(FXF)はLv95と他の通貨に比べて過去2年間の現在の価格位置が最も高くなっています。
これは、投資家が一部の安全な資産への投資を増やしている可能性を示しています。
スイスフランは一般的に安全通貨と見なされるため、このような傾向が見られる場合、それはしばしば市場のリスク許容度が低下していることを示します。

【豪ドルと日本円、中国元の弱さ】
豪ドル(FXA)、日本円(FXY)、そして中国元(CYB)は比較的低いレベルに位置しており、
特に豪ドルは-3、-4、-4というマイナスの前日比を示しています。
これは豪ドルに対する市場の評価が下落していることを示しており、その原因としてはオーストラリアの経済状況や通貨政策などが考えられます。

【米ドルの安定性】
米ドル(UUP)はLv71で、前日比と2日前比で+2となっています。
これは一定の強さを示しています。米ドルは世界の主要なリザーブ通貨であり、その安定性はしばしば全体的なグローバル経済の状態を反映します。

【全般的な動向】
大部分の通貨は前日比で数値が変わらなかったか、わずかに上昇または下降した。
これは、全体的には相対的に安定した市場状況を示している可能性があります。

これらの情報は、通貨投資の意思決定における参考情報となりますが、通貨市場は非常に複雑で、
政策、経済データ、地政学的イベントなど、多くの要素に影響を受けます。
したがって、これらの情報だけで投資決定をするのではなく、広範な情報を考慮に入れ、リスク管理の観点からも考えることが重要です。

 

コモディティ

 

この表は、各商品(コモディティ)の過去2年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

【砂糖が強い】
砂糖(CANE)はLv94と他の商品に比べて過去2年間の現在の価格位置が最も高くなっています。
ただし、その1日、2日、3日前の値が全てマイナスであるため、短期的には下降傾向にあるようです。

【パラジウムが最も弱い】
パラジウム(PALL)はLv0という位置にあり、これは他の商品と比較して最も弱い位置にあることを示しています。

【トウモロコシと小麦の上昇】
 トウモロコシ(CORN)と小麦(WEAT)は過去数日間で前日比がプラスに変わっており、特に小麦は前々日比で+6、前々々日比で+8と大きく上昇しています。これは、これらの穀物の需要が高まっているか、供給が減少している可能性を示しています。

【原油と銅の短期的な下降】
 原油(USO)と(CPER)は過去数日間でマイナスの前日比を示しています。
特に原油は連続してマイナスの値を示しているため、供給過剰や需要の低下などが考えられます。

 

世界指標など

この表は、各指標の過去2年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

【短期米国債と日経平均株価が強い】
米13週国債(^IRX)と日経平均株価(^N225)がLv99とLv98で、
過去2年間の現在の価格Lv位置が最も高くなっています。
このことは、両指標が強い動きを示していることを示しています。
それぞれが過去数日間で微妙に変動していることを考慮に入れると、これらの指標は安定しているとは言えませんが、長期的には強い傾向が見られます。

【アジア50 ETFが弱い】
一方、アジア50 ETF (AIA) はLv31で、全体の中で最も低い位置Lvにあります。
また、2前日比、3前日比、4前日比が全てマイナスであることから、最近の価格Lvの動向は下降傾向にあると見られます。

【米ドル指数の上昇】
米ドル指数(DX=F)はLv53で、前日比と4前日比で+2と+1を記録しています。
これは、米ドルが他の主要通貨に対して価値を増していることを示しています。

【国債の価格動向】
米5年国債(^FVX)と米10年国債(^TNX)はともに前日比で+1を記録していますが、
米30年国債(^TYX)は過去4日間で変動が少なく、4前日比でわずかに下落しています。
これは、市場が中期の米国債に対しては前向きである一方で、長期の米国債に対しては慎重な姿勢を示している可能性があります。

以上の情報は一部の指標と市場動向を示していますが、各指標の動きはその地域やセクターの経済状況に大きく影響を受けます。
したがって、これらの指標の動きを理解するためには、それぞれの背景にある経済的な要因や市場の状況を詳しく調査することも重要です。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

これらのデータはfullkabu.comから最新データを見ることができます。