FullKabuのLv市場分析

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6月28日(水)過去2年間のLv市場分析

今回は過去2年間の中で現在の価格Lvを見てみます。

6月28日(水)を含めた過去5営業日までの価格をLvにして市場を振り返ろうと思います。

11セクター

この表は、各11セクターの過去2年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

情報技術セクター(XLK)はLv95という非常に高い位置にありますが、4前日比で-1となっており、最近の動きは比較的安定しているようです。

資本財セクター(XLI)もLv90という高い位置にあり、前日比と2前日比で+1と+2を記録しています。
これはこのセクターが近期に強いパフォーマンスを示している可能性を示唆しています。

他方、ヘルスケアセクター(XLV)はLv46という位置にあり、前日比で-3となっています。
これは最近の動きが若干ベアリッシュ(弱気展開)である可能性を示唆しています。

公益事業セクター(XLU)と不動産セクター(XLRE)はLv12とLv11という、比較的低い位置に位置しています。
特に公益事業セクターは4前日比で-5となっており、最近の動きが大幅にベアリッシュである可能性を示唆しています。

エネルギーセクター(XLE)はLv56という中間的な位置にありますが、前日比で+2を記録しています。
これはこのセクターが近期に強いパフォーマンスを示している可能性を示唆しています。

 

 

セクターローテーション

 

上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

「市場平均」はLv51という位置にあります。これは2年間の現在の価格位置の中間点を示しています。
また、前日比で+1となっており、市場全体が若干上昇傾向にあることを示しています。

「高金利 + 好況期」(ステージ2)はLv61の位置にあり、前日比と2前日比でそれぞれ+1を記録しています。
これは、この期間において、経済が拡大傾向にあり、それが投資家の信頼感を引き上げている可能性を示唆しています。

「高金利 + 後退期」(ステージ3)も比較的高いLv56の位置にあり、前日比で+2という大きな上昇を示しています。
これは、高金利政策が経済の成長を抑制し始めているにもかかわらず、投資家の間で依然として強い信頼感が維持されていることを示しているかもしれません。

それに対して、「低金利 + 不況期」(ステージ4)「低金利 + 回復期」(ステージ1)はLv43とLv42という比較的低い位置にあります。
特にステージ4は前日比で-2となっており、この期間が投資家にとって不利な環境であることを示唆しています。

 

 

カントリーETF
(国別の経済指標)

この表は、各国の株式市場の過去2年間の現在の価格位置(Lv)ととその前日比(過去4営業日分)の変動が見て取れます。
Lv100は過去2年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

メキシコ(EWW)とスペイン(EWP)は、Lv97とLv85という比較的高いレベルにあり、過去2年間の現在の価格位置として上位に位置しています。
ただし、これらのETFは直近の数日間で微減していることに注意が必要です。

ブラジル(EWZ)とトルコ(TUR)は、それぞれLv69とLv68の位置にあり、ブラジルは前日比で-3と大きく下落しています。
これは、これらの国が直面している経済的な課題を反映している可能性があります。

ヨーロッパの国々(例:スペインフランスイタリアオランダドイツ)は、Lv85からLv51の範囲内で揺れ動いており、一部の国では前日比で小さな上昇(フランスオランダ)が見られますが、全体としては下落傾向にあります。

アジアの国々(例:日本韓国台湾中国香港)はLv61からLv9の範囲内に位置しており、これらの国の一部は経済成長が減速しているか、
あるいは直面している課題が反映されている可能性があります。

アメリカ(SPY)はLv65の位置にあり、前日比で+1という上昇が見られます。
これは、米国経済の回復が続いていることを示しているかもしれません。

 

 

通貨/外貨

この表からは各国の通貨の過去2年間の価格位置(Lv)とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去2年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。

スイスフラン(FXF)はLv94という高い位置にあり、過去2年間で現在の価格位置として上位に位置しています。
しかし、前日比では小さな下落(-1)が見られます。

米ドル(UUP)はLv73の位置にあり、前日比で+2という上昇が見られます。
これは、米国経済の堅調な回復が続いていることを示しているかもしれません。

ユーロ(FXE)と英ポンド(FXB)はLv55とLv57に位置しており、両者とも直近の数日間で微減しています。

カナダドル(FXC)はLv38の位置にあり、前日比では小さな下落(-1)が見られます。

豪ドル(FXA)はLv17と比較的低い位置にあり、前日比では-7と大きく下落しています。
この大幅な下落は、オーストラリアが直面している経済的課題を反映している可能性があります。

日本円(FXY)と中国元(CYB)はそれぞれLv6とLv3という低い位置にあり、日本円は2前日比で-2、中国元は前日比から4前日比まで-1と下落しています。

 

 

コモディティ

この表は、各商品(コモディティ)の過去2年間の現在の価格位置(Lv)と前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

砂糖(CANE)はLv91という比較的高い価格位置にあるものの、前日比-3、2前日比-3という下落傾向が見られます。
これは市場で砂糖の供給が増え、価格が下落している可能性を示しています。

(PHO)と(GLD)は、Lv75という中程度の価格位置にありますが、特に金は前日比から4前日比まで続けて価格が下落しています。

大豆(SOYB)はLv61で、前日比-12と大きく下落しています。
これは、大豆の供給量が増えたか、あるいは需要が下がった可能性を示しています。

トウモロコシ(CORN)はLv55にあり、前日比-5と大きく下落していますが、4前日比では+1という僅かな上昇が見られます。

原油(USO)はLv32の位置にあり、過去4日間で価格が一貫して下落しています。

小麦(WEAT)はLv22で、前日比-7と大きく下落していますが、3前日比から4前日比では価格が上昇しています。

パラジウム(PALL)はLv0という最も低い価格位置にあります。

 

 

世界指標など

この表は、各指標の過去2年間の現在の価格位置(Lv)とその前日比(過去4営業日分)の変動を示しています。
Lv100は過去2年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。

米13週国債(^IRX)と日経平均株価(ドル建て)(DXJ)はLv99という非常に高い価格位置にあります。
特に米13週国債は、前日比と3前日比で+1の価格上昇が見られ、金利が上昇傾向にあることを示しています。

米5年国債(^FVX)はLv91で、前日比+1と微増しています。
これは中期的な金利が上昇していることを示しています。

ユーロ・ストックス50指数(^STOXX50E)はLv87で、前日比で微増微減の動きが見られますが、3前日比と4前日比では価格下落が見られます。
欧州株式市場が一定の揺れ動きを見せていることを示しています。

S&P500(^GSPC)はLv65で、前日比+1の微増が見られますが、2前日比から4前日比では価格下落が見られます。
これは米国株式市場が短期的な回復を見せているものの、中期的には下落傾向にあることを示しています。

米ドル指数(DX=F)はLv55で、前日比と2前日比で+2という明確な価格上昇が見られます。
これは短期的には米ドルが強化していることを示しています。

アジア50 ETF(AIA)はLv30で、前日比-1という価格下落が見られます。
特に3前日比と4前日比では大きな価格下落が見られます。これはアジアの株式市場が下落傾向にあることを示しています。

また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

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