6月28日（水）過去1年間のLv市場分析
今回は過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。
6月28日（水）を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。
11セクター
この表は、各11セクターの過去1年間の現在の価格位置（Lv）とその前日比（過去4営業日分）の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。
通信サービス（XLC）、情報技術（XLK）、および資本財（XLI）セクターがLv98という非常に高い価格位置を示しています。
これらのセクターが過去1年間で非常に高いパフォーマンスを示していることを示しています。
情報技術（XLK）と一般消費財（XLY）セクターは、前日比で+1を示していますが、過去数日間でマイナスの動きが見られます。
特に情報技術は2前日比で-1、4前日比で-1という下落が見られます。
一方、公益事業（XLU）と不動産（XLRE）セクターは、それぞれLv12とLv22という低い価格位置にあります。
さらに、公益事業セクターは前日比で-3の大きな下落を示し、4前日比で-6というさらなる下降が見られます。
これは、これらのセクターが過去1年間で比較的弱いパフォーマンスを示していることを示しています。
素材（XLB）セクターはLv71という中間的な位置にありますが、前日比と2前日比でそれぞれ+1と+3の上昇が見られます。
しかし、3前日比と4前日比ではそれぞれ-3と-4の下落が見られます。これは、このセクターが一時的な下落から上昇傾向に転じている可能性を示しています。
セクターローテーション
上記記載の11セクターを4つのステージに分け、経済ステージと市場状況を分析します。
それぞれの市場状況と経済ステージにおける過去1年間の現在の価格位置（Lv）と、その前日比（過去4営業日分）の変動が示されています。
これらのステージ全体で見ると、「高金利+好況期」ステージ2が最も強く（Lv88）、これに続いて「低金利+不況期」ステージ4（Lv54）と「低金利+回復期」ステージ1（Lv53）があり、最後に「高金利+後退期」ステージ3（Lv25）が続いています。
「高金利+好況期」のステージ2は前日比+1と「高金利+後退期」のステージ3は、前日と2前日とで上昇を見せています。
これは、高金利環境がこれらのステージにおいて一部のポジティブな影響を与えている可能性を示しています。
しかし、「低金利+不況期」のステージ4では、前日比で-2の下落が見られ、また「低金利+回復期」のステージ1では変動がありません。
これらの情報から、低金利環境はこれらのステージに対して一部のネガティブな影響を及ぼしている可能性があります。
また、全体の市場平均はLv55となっており、前日比、2前日比ともに0ですが、3前日比、4前日比ではそれぞれ-2、-4の下落が見られます。
これは市場全体が一部のネガティブな動きを示している可能性を示唆しています。
ステージ2のLvが市場平均Lv55を上回っており、一方でステージ3が市場平均を大きく下回っている。
これはステージ3が全体的な市場環境と比較して弱いパフォーマンスを示している可能性を示しています。
カントリーETF
（国別の経済指標）
この表は、各国の株式市場の過去1年間の現在の価格位置（Lv）ととその前日比（過去4営業日分）の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。
ポーランド(EPOL)とアメリカ(SPY)がLv98という高い位置にあります。
これは、これらの国々が過去1年間における相対的な価格強度を示しています。
オランダ(EWN)は前日比で+5、2前日比で+3と大きな上昇を見せていますが、3前日比と4前日比ではそれぞれ-11と-6の大きな下落が見られます。
これは、短期的な上昇があったものの、長期的な視点では価格が下落している可能性を示しています。
一方、オーストラリア(EWA)はLv40で、前日比では-8、2前日比でも-8と大きく下落しています。
これは、短期的にも長期的にも価格が低下していることを示しています。
フィリピン(EPHE)はLv37で、前日比では+4、2前日比では+5と上昇していますが、3前日比では+3、4前日比では-1となっており、
最近の価格動向が一部ポジティブであることを示しています。
一方、南アフリカ(EZA)、香港(EWH)、タイ(THD)、マレーシア(EWM)などはLv22以下と相対的に低いレベルにあります。
これは、これらの国々が過去1年間における相対的な価格弱度を示しています。
特にマレーシア(EWM)はLv2と非常に低い位置にあり、過去4日間の変動も見られません。
これは、マレーシアの価格が非常に弱く、また最近の価格Lvの変動がほとんどないことを示しています。
通貨/外貨
この表からは各国の通貨の過去1年間の価格位置（Lv）とその前日比の変動が見て取れます。
Lv100は過去1年間の最高値、Lv0は最安値を示しています。
英ポンド(FXB)がLv98という位置にあります。
これは、過去1年間の価格強度が高いことを示しています。
しかし、前日比や2前日比では-1の小さい下落が見られます。
これは、最近の価格が一部下落していることを示しています。
ユーロ(FXE)とスイスフラン(FXF)は共にLv90という高い位置にありますが、前日比では-2という下落が見られます。
しかしながら、2前日比では+2という上昇が見られます。
これは、短期的な価格変動が存在する一方で、これらの通貨が一年間の相対的な価格強度を保っていることを示しています。
米ドル(UUP)はLv45という中間的な位置にありますが、前日比では+3という上昇が見られます。
これは、最近の価格が上昇していることを示しています。
豪ドル(FXA)はLv34という位置にありますが、前日比で-13という大きな下落が見られます。
これは、最近の価格が急速に下落していることを示しています。
中国元(CYB)と日本円(FXY)はLv12以下という低い位置にあります。
これは、これらの通貨が過去1年間で相対的に価格弱度を示していることを示しています。
特に中国元はLv6と非常に低いレベルにあり、継続的な下落が見られます。
コモディティ
この表は、各商品（コモディティ）の過去1年間の現在の価格位置（Lv）と前日比（過去4営業日分）の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。
「水」(PHO)はLv98という非常に高い位置にあります。これは過去1年間での価格強度が高いことを示しています。
一方で、前日比や2前日比での数値に変化はなく、3前日比と4前日比でそれぞれ-1の下落が見られます。
これは最近の価格Lvの変動が小さく、安定していることを示しています。
「砂糖」(CANE)はLv83という高い位置にありますが、前日比で-5、2前日比で-7と大きな下落が見られます。
これは最近の価格が急速に下落していることを示しています。
「大豆」(SOYB)はLv51という中間的な位置にありますが、前日比で-20という大きな下落が見られます。
これは最近の価格が急落していることを示しています。
「小麦」(WEAT)はLv26という比較的低い位置にありますが、4前日比で+6という上昇が見られます。
これは過去数日間で価格が回復傾向にあることを示しています。
「パラジウム」(PALL)はLv0という非常に低い位置にあります。
これは過去1年間での価格強度が非常に弱いことを示しています。
世界指標など
この表は、各指標の過去1年間の現在の価格位置（Lv）とその前日比（過去4営業日分）の変動を示しています。
Lv100は過去1年間の最高値を示し、Lv0は最安値を示しています。
また、これまで日経平均株価（円）での指標を表示しておりましたが、他の全ての指標は米国市場に上場しているデータでの内容となっていること、日経平均株価をドル建てで見る方が海外からの目線で分析もできるのではないかと思い、日経平均株価は円→ドル建てとして観察することにしました。
ナスダック100(^NDX)、S&P500(^GSPC)、米13週国債(^IRX)、およびグローバル100 ETF(IOO)は、Lv98という非常に高い位置にあります。
これは、これらの指標が過去1年間で強いパフォーマンスを示していることを示しています。
S&P500(^GSPC)と米13週国債(^IRX)は前日比で+1となっており、近期的には上昇傾向にあることを示しています。
一方で、日経平均株価（ドル建て）(DXJ)とNYダウ(^DJI)はそれぞれ前日比で-1となっており、少し下降傾向にあることを示しています。
ユーロ・ストックス50指数(^STOXX50E)は、Lv82という比較的高い位置にありますが、4前日比で-5となっており、近期的には下降傾向にあることを示しています。
アジア50 ETF(AIA)はLv59という位置にあり、4前日比で-9となっており、最近大きく下落していることを示しています。
米ドル指数(DX=F)はLv24という比較的低い位置にありますが、前日比で+2となっており、最近は上昇傾向にあることを示しています。
また、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。
これらのデータはfullkabu.comから最新データを見ることができます。
