FullKabuのLv市場分析

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バフェット銘柄の1年間Lv市場分析【7月27日(木)】

今回は投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社のバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の「バフェット関連株」45銘柄の過去1年間の中で現在の価格Lvを見てみます。

7月27日(木)を含めた過去5営業日までのLvでの市場を振り返ろうと思います。
この「価格位置」は、相対的な価値やパフォーマンスを示す指標で、Lv100が過去1年間の最高(強い)を示し、Lv0が最低(弱い)を示します。
空白は、価格Lvがわらなかったことを意味します。

 

また、45種類の銘柄については、Kabutanのサイトよりティッカーシンボルの確認をしました。

バフェット関連株

 

 

パフォーマンスの高い銘柄とその業界
まず目を引くのは、パフォーマンスが特に高いと評価されている一部の銘柄たちです。
このグループには保険業界から3つの銘柄(エーオン[AON]、マーケル・グループ[MKL]、マーシュ&マクレナン[MMC])が含まれており、また、バークシャー・ハサウェイ自身の株式(BRK-B)も含まれています。
これらの銘柄は全てLv100と評価されており、これは相対的に高いパフォーマンスを示していることを意味します。
この事実は、保険と金融業界が相対的に強いパフォーマンスを示している可能性を示唆しています。

市場全体と個々の銘柄のパフォーマンス
次に見るべきは、全体的な市場の動向を示すETF(上場投資信託)のパフォーマンスです。
SPDR・S&P・500 ETF(SPY)とバンガードS&P・500 ETF(VOO)がLv100と評価されています。
これは市場全体が強いことを示しています。
しかし、個々の銘柄のパフォーマンスは必ずしも市場全体の動きに連動しているわけではありません。
例えば、テクノロジー業界のアップル(AAPL)や金融業界のアメリカン・エキスプレス(AXP)は、若干下落傾向にあるようです。
これは、特定の銘柄がその業界や市場全体の動きから逸脱する可能性を示しており、投資家が個々の銘柄を評価する際には、その銘柄が属する業界だけでなく、その銘柄自体のファンダメンタルズも考慮する必要があることを強調しています。

投資ポートフォリオの多様性
価格位置(Lv)は、Lv22のクラフト・ハインツ(KHC)からLv100のエーオン(AON)まで、非常に広範囲にわたっています。
これは、バークシャー・ハサウェイが多様なリスクとリターンのプロフィールを持つ銘柄に投資していることを示しています。
これは賢明な戦略であり、一部の銘柄がパフォーマンスを落とした場合でも、ポートフォリオ全体のパフォーマンスが安定する可能性があります。

ただし、これらの観察は過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではないことに注意してください。

 

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  • 作者:堀井正孝
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