FullKabuのLv市場分析

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5月22日→5月23日の市場分析

セクターローテーション

       

セクターローテーションでのステージは上記となります。

市場全体の指標である市場平均がLv49からLv50へと若干上昇しています。
5月9日から記録をしてますが、5月9日から市場平均はLv50前後を行ったり来たりしてます。

セクターローテーションのステージのため、景気状況により上昇するセクターもあれば下降するセクターもあります。
市場全体としてのバランスは良い感じかと思います。

(高金利 + 好況期)ステージ2はLv61からLv63へと上昇しており、
(低金利 + 不況期)ステージ4はLv61からLv60へと微減しています。
ようやくステージ4の市場からステージ2の市場に変わりました。
ステージ2(好況期)の経済に対する信頼が強まっていることを示している可能性があります。

(低金利 + 回復期)ステージ1がLv48からLv49へと上昇しており、
(高金利 + 後退期)ステージ3はLv26からLv29へと上昇しています。
ステージ4以外のセクターステージは上昇しているようです。

 

11セクター

        

 

11セクターを個別で見てみましょう。

「通信サービス(XLC)」と「情報技術(XLK)」のセクターは、引き続きレベル100を維持しています。
これらのセクターのパフォーマンスは非常に強力です。

「生活必需品(XLP)」のセクターはレベルがLv83からLv79へと減少しました。
これは、消費者の支出が減少しているか、または投資家がこのセクターに対して慎重になっている可能性を示しています。

「一般消費財(XLY)」と「資本財(XLI)」のセクターは、共にレベルが上昇しました。
これは、経済が拡大し、消費者と企業がそれぞれの商品やサービスに対する支出を増やしている可能性を示しています。

「ヘルスケア(XLV)」と「素材(XLB)」のセクターは、僅かにレベルが減少しています。
特定の要因が影響しているか、市場全体の動向に追随している可能性があります。

「金融(XLF)」と「エネルギー(XLE)」のセクターは、共にレベルが上昇しました。

 

カントリーETF

(国別の経済指標)

          

国別の指標を見てみましょう。

「日本(EWJ)」、「ポーランド(EPOL)」は、引き続きレベル100を保持しており、「オランダ(EWN)」はレベル99を保持してます。
これはこれらの国の経済状況が安定しているか、もしくは成長している可能性を示しています。

「メキシコ(EWW)」と「スイス(EWL)」は、若干のレベルダウンを示しています。
これはこれらの国の経済に一部の問題や不確実性があるか、もしくは投資家のセンチメントが若干下がっている可能性があります。

「韓国(EWY)」のレベルがLv78からLv82に上昇しています。
これは韓国の経済が強化しているか、または投資家の信頼が高まっている可能性を示しています。

「台湾(EWT)」もまたレベルが上昇し、Lv49からLv55に変化しています。
これは台湾の経済状況の改善を示している可能性があります。

一方で、「中国(FXI)」、「タイ(THD)」、「香港(EWH)」、そして「マレーシア(EWM)」はいずれもレベルダウンを示しています。
これはこれらの国の経済に一部の課題があるか、もしくは投資家のセンチメントが下がっている可能性を示しています。

 

通貨/外貨

       

通貨を見てみましょう。

「スイスフラン(FXF)」、「英ポンド(FXB)」、「ユーロ(FXE)」、「カナダドル(FXC)」、「中国元(CYB)」、および「豪ドル(FXA)」は、すべて若干のレベルダウンを示しています。
これは各国の通貨に対する投資家の信頼が若干下がっているか、または各国の経済に関連する何らかの問題や不確実性が存在する可能性を示しています。

「米ドル(UUP)」のレベルが上昇しており、Lv49からLv51に上昇しています。
これはアメリカの経済が強化している可能性を示すか、あるいは投資家が米ドルを安全な資産と見なしていることを示しているかもしれません。

「日本円(FXY)」のレベルは変わらず、Lv25を保持しています。
これは日本の経済状況が安定しているか、あるいは投資家のセンチメントが一定であることを示しています。

これらの観察結果は、各通貨の相対的な強さや弱さ、投資家のセンチメント、および各国の経済状況についての洞察を提供します。
ただし、これらの情報は市場の一部の要素にすぎません。
金利、経済指標、地政学的な動き、政策変動など、他の多くの要素も考慮に入れることが重要です。

 

コモディティ

          

最後はコモディティです。

「プラチナ(PPLT)」と「金(GLD)」は両方ともレベルが下がりました。
これは、これらの貴金属に対する投資家の需要が減少しているか、または全般的な市場の波動性が高まっている可能性を示しています。

「水(PHO)」のレベルが上昇しています。
これは、この特定の資源に対する需要が増加している可能性を示しています。

「銀(SLV)」と「銅(CPER)」はレベルがほぼ変わらず、これらの商品に対する市場の需給バランスが安定している可能性を示しています。

「天然ガス(UNG)」と「原油(USO)」のレベルが上昇しました。
これは、エネルギーセクターにおける需給の変動または市場の見通しが良いことを示している可能性があります。

穀物関連の商品(「トウモロコシ(CORN)」、「大豆(SOYB)」、「小麦(WEAT)」)は低レベルを維持していますが、「トウモロコシ(CORN)」はLv0からLv1に上昇しました。
このような低レベルは、これらの商品の価格が低いか、または市場の需給バランスがこれらの商品にとって有利でないことを示している可能性があります。

これらの情報は、特定の商品や商品セクターの相対的な強さや弱さについての洞察を提供します。
しかし、これらの情報は市場全体の情報の一部にすぎませんので、他の要素(地政学的な出来事、通貨動向、株式市場の動向、マクロ経済的な指標等)と組み合わせて解釈することが重要です。

これらのデータはfullkabu.comから最新データを見ることができます。